2025年10月26日(日)、小山駅西口エリアで西口まつりが開催されました。
小山駅西口から思川の河川敷にわたって繰り広げられる、1年に1度のお祭り。今年はあいにくの雨模様でしたが、それでも多くの来場者が会場に押し寄せました。
今回はそんな西口まつりから、筆者が訪れた場所をピックアップしてお届けします。
Contents
学生たちの熱い想い!南口通路アート!
改札前と比べ、普段は人通りが少ない小山駅南口通路。
しかし西口まつり当日には、数々のアート作品と、それを鑑賞する人の姿がありました。

ここは南口通路アート展。作品はすべて、小山市内の高校に通う学生が描いたものです。今回、西口まつりに初めて参加したという主催者の方に、お話を聞いてみました。

私が通っている宇都宮大学 地域デザイン科学部における「地域プロジェクト演習」という授業がきっかけです。
授業の一環で、西口まつりに「中高生が」「運営として」参加できる方法を考えることになりました。いろいろと考えた結果、思いついたのがこの南口通路アート展です。


作品数が多い印象を受けました。参加者はどのように集めたのでしょうか。

自分たちで探すのはもちろん、小山市生涯学習課の方にも協力を依頼して、小山市内の高校で参加してもらえるところを探しました。実際に高校まで足を運んで、高校生の皆さんに参加を呼び掛けたこともありましたね。集まっていただけて本当に良かったです。

今回参加してみた感想はいかがですか。

南口通路を通る方は、大人の方が多い印象です。目的を持ってではなく、何となく通る人が多いので、そこを惹きつけるのが難しいところですね(笑)
今回の参加で得たものを基に、次もイベントを企画できたらいいなと思ってます!
明るく、それでいてまっすぐに未来を見つめる姿が、とても印象的でした。
こういった企画から、西口まつりにも新しい流れが生まれていくのかもしれませんね!
大人顔負けのステージ発表!YOUTH STAGE OYAMA
続いて向かったのは、小山市立生涯学習センター「えるるOYAMA」!
こちらで行われていたのは、高校生によるステージ発表「YOUTH STAGE OYAMA」。小山市内の高校に通う学生たちが、ダンスに金管四重奏、劇にバンド演奏など、様々なパフォーマンスを披露しました。
今回はその中から、金管四重奏を披露してくれた小山高校 金管部員の4名にお話を聞きました!


1、2年生4人だけとは思えない素敵な演奏でした。改めて、今回演奏した曲と、その中で1番印象深い曲を教えてください。

はい、今回は「美女と野獣」「A Whole New World」「セレブレーション」の3曲を演奏しました!
1番印象に残っているのは、「セレブレーション」ですかね。本来は30人くらいほしい曲なんですが、4人で演奏するためにパート分けを頑張りました。1年生が積極的にパート分けをやってくれたのが嬉しかったです。

小山高校の吹奏楽部について、「ここだけは負けない!」という部分を教えてください。

人数の割には音が大きいところ…?(笑)
あとは部員全員が真面目に努力できるところですかね!いわゆる強豪校ではないですが、全員が同じ方向を向いて頑張っています。

今回西口まつりに参加してみてどうでしたか。

少ない人数で演奏する機会がないので緊張しました。でも今回の反省を基に、冬からのコンテストなども頑張りたいです!
小山高校吹奏楽部としては、12月には「栃木県アンサンブルコンテスト」が、1月には「栃木県高等学校音楽祭」がそれぞれ控えているとのこと。小山高校吹奏楽部の更なる活躍が楽しみですね!
6つのブースが大集合!Ken’s Party
まちのプロムナードで行われていたのは、毎年お馴染みになりつつある「Ken’s Party」。有機野菜・雑貨・ハンドメイド製品・木製パズルの販売のほか、キッズネイル、アイシングクッキー体験など、今回も様々なブースが集まっていました!
その中でも特に目立ったのが、ポスターにも書かれた「お話しカフェ」の文字。考案者だという学生団体「SUNNY.農園」所属の学生さんに、インタビューを行いました!


まず、SUNNY.農園について教えてください。

はい。SUNNY.農園は、「おもしろい大人と繋がる」をモットーに活動する、学生中心のボランティア団体です。
具体的には、小山市の空き農地を利用して、約50種類の野菜の栽培に取り組んでいます。糸状菌の力で無農薬の野菜を育てる「菌ちゃん農法」を取り入れるなど、挑戦を怠らない集団です!

今回「お話しカフェ」をやることになった経緯についてお聞きしたいです。

西口まつりに参加すると決まったとき、学生たちで集まってどんな催しをするか考えました。その時に、「コミュニケーションをしっかりとれるブースを作りたい」という想いが一致したんです。いろんな方とお話したいし、いろんな方のお話を聞きたい。だからゆっくり過ごしてもらえるように、お菓子やジュースも準備しました。


西口まつりに参加してみて感じたことを教えてください。

お子さんが多いなと思いました!私たちのところにも結構来てくれてます。入り口でお菓子配ってるからかな(笑)
ピンクのものを身に着けている方にお菓子をプレゼントしているんですが、「ピンクのもの着けてたっけ?」というところから会話が弾んだりするので、そこの工夫は良かったなと思うところです。このままイベント終了まで走り切ります!
雨の中でも笑顔を絶やさず、地域とのつながりを楽しんでいた皆さん。その歩みは、これからも多くの可能性を秘めています。
ピクニックマルシェでお気に入りフードを探そう!
次に訪れたのは、小山御殿広場 ピクニックマルシェ。

今年は昨年より多い約90のお店が大集結!毎年恒例のフードや雑貨、ワークショップはもちろん、空手の演武や仮装ファッションコンテストも行われ、広場には多くの人が押し寄せました。
私がここで購入したのは、アジアンデリ ブリスさんの台湾ハーフジーパイ(¥600)。

「ジーパイ」は、台湾で人気のフライドチキン。ザクザクとした食感が人気で、台湾夜市の鉄板といわれています。
今回私は、人気ナンバーワンの「台湾ソルト味」を注文しました。

受け取ったときにずっしりとくる重みは、ハーフとは思えないほど。味は、「八角やシナモンを使った本場の塩味」との紹介通り、スパイシーで後を引く美味しさ。食べながらもっと食べたくなる、魔性のフライドチキンです。
フレーバーはこのほかにも、台湾ソルトに辛さを足した「チリペッパー」、濃厚な旨味の「パルメザンチーズ」など様々な種類があります。

アジアンデリ ブリスさんは、小山市喜沢に実店舗を構えるテイクアウト専門店。今回のようにキッチンカーでのイベント出店もされているので、皆さんぜひ一度味わってみてください!ジーパイの重さと大きさ、そして美味しさにきっと驚きます!
スパイシーなものを食べたら、スイーツも食べたくなるのが人の性。甘いものを探し求めた結果、同じくピクニックマルシェ内のcrepe meleさんに辿り着きました。目当ては、大きな看板でアピールされていたCrème Brulée(クレームブリュレ)!

その場で炙られてできるブリュレは、表面パリパリ・中はとろりの黄金食感。そのこだわりは、「賞味期限3分」の言葉にも表れています。

ひと口食べると、じんわりと体に染みわたるような優しい甘みに、思わず笑みがこぼれます。生クリームとカスタードのほっこりとする甘さ、カラメルのほろ苦さ、生地のもちもち感が相性抜群の逸品です。 幸せを味わっているような、心までとろけるような、至福の時間を過ごせました!
crepe meleさんは、足利市大正町に実店舗を構えるテイクアウト専門店。また、北関東+東京エリアでキッチンカー出店も行っています。
一口食べれば、丁寧に作られた美味しさに感動するはず。ぜひ一度、Crème Brulée(クレームブリュレ)をお試しあれ!
タオル1枚で簡単!おやまくまタオルドール
お腹を満たしたところで、御殿広場内を散歩していると、「おやまくまタオルドール」の文字を発見!面白そうなので入ってみることにしました。

こちらは、「おやまブランドセレクション」を広めるためのワークショップ。小山市役所 まちの魅力推進課が実施するものです。
おやまブランドセレクションは、今年の4月から始まった認定制度です。「市民が選ぶ」をコンセプトに、小山の誇れる優れた産品を認定しています。
小山市を代表するキャラクター「開運★おやまくま」も、おやまブランドセレクションに認定されている1つ。今回はこのおやまくまを、タオルで作っていきたいと思います!
おやまくまの顔がプリントされたタオルを、折ったり丸めたりゴムで縛ったりすると…

できました!お手本と比べるとやや身長が高めになったものの、5分少々で作れたとは思えない可愛さです!
こうした取り組みを通して、「おやまブランドセレクション」の魅力がもっと広まっていくといいなぁと感じました。小山の誇りがぎゅっと詰まったブランド、これからも注目していきたいですね!
今回参加したプログラムはInstagramからチェック!

DJブースから流れる音楽で盛り上がっていた、コーヒーの祭典「OYAMA COFFEE FESTIVAL」や、子供向けのお菓子リレーなど、たくさんのコンテンツであふれた今回の西口まつり。来年の開催も、ぜひぜひお楽しみに!
















今回、なぜ西口まつりにブースを出そうと思ったのですか。