ニシグチ時間 Part1【後編】~1時間で小山西口エリアの自然を歩いて満喫!~

樋口

こんにちは!ニシグチラバーズ(市民ライター)の樋口です。
シリーズ「ニシグチ時間」の記事を担当します!

シリーズ「ニシグチ時間」のコンセプトは「空き時間をニシグチエリアで素敵な時間に!」

電車やバスの待ち時間、授業の合間などを使ってニシグチエリアを楽しんでもらいたいと思い、テーマに沿って探索することができるルートを紹介します。散歩のルートとしてもおすすめです。

前回に引き続き、ニシグチエリアの自然を楽しむことができるルートの紹介です。

今回のルートのテーマは「ニシグチエリアの公園をコンプリート!」。ニシグチエリアにある公園を巡りながら、その場所にある植物や景色などを満喫してみませんか?

【主なスポット・経過時間の目安】

小山駅西口→祇園城通り→城山公園(20分)→城山・サクラ・コモン公園(40分)→千手観音公園(50分)→みつわ通り→小山駅西口(60分)

 それでは、探索開始!

かつての小山の中心、「城山公園」

まず、小山駅西口前の正面からまっすぐ伸びる通り「祇園城通り」を直進していきます。右側の通りを歩くのがおすすめです。道中には桜の木をはじめ、様々な植物がみられます。

歩くことおよそ15分。観晃橋が目の前に見える、信号のある交差点が見えてきます。

この交差点の先に、城山公園があります。

 

 この交差点を渡ると、右手に城山公園の入り口が見えてきます。坂を上り、中に入ります。

 城山公園は、かつてこの場所に存在していた「祇園城」の跡地です。祇園城は、鎌倉時代ころからこの地域一帯を支配していた小山氏の居城でした。天守閣のない山城だったそうです。

上段曲輪跡の様子

公園に入り、しばらく直進すると、遊具が置かれた場所に出ます。ここは、「上段曲輪(くるわ)跡」です。曲輪とは、城の中の塀などで区切られた場所のことです。城山公園のなかには、この場所以外にもいくつか曲輪の跡があります。そのうちの一つが塚田曲輪跡で、ここには現在芝生が広がっています。

公園内は桜や杉、竹などの木々で囲まれており、近くの住宅街とは全く違った雰囲気を感じます。また、写真のように、思川や観晃橋などまちの西側の景色を望むことができます。

城山公園駐車場側から、塚田曲輪跡へ向かう道
城山公園内から思川方面を眺めた光景

※城山公園では現在改装工事が行われているため、一部の場所に立ち入ることができません。あらかじめご了承ください。

桜にあふれた公園 「城山・サクラ・コモン公園」

さて、再び西口エリアのまちなかへ。「城山・サクラ・コモン公園」へ向かいます。

来た道を戻り、再び祇園城通りへ。小山駅西口方面へ10分ほど進みます。足利銀行さんの入るビルやレンタカーの店舗がある交差点(駅前上町交差点)を左折し、「小山宿通り」に入ります。小山宿通りには、地元の方が植えたパンジーのプランターが並べられています。

小山宿通りを直進しておよそ2分。小山市まちなか交流センター「おやま~る」の手前を右に入ると、「城山・サクラ・コモン公園」に到着します。

城山・サクラ・コモン公園の概観

城山・サクラ・コモン公園は、その名の通り、桜の木々や、桜をモチーフにしたベンチが特徴の公園です。遊具もいくつかあり、その中には小山市のキャラクターである「開運!おやまくま」の形をしたものもありました。

「開運!おやまくま」の遊具

おやま~るの周辺や祇園城通りで見つけることができる、写真の低木は沈丁花(ジンチョウゲ)といいます。ピンク色と白の部分は花びらではなく、花を支えるガクの部分が花弁のように変化したものだそうです。訪れた際には花が咲いており、甘い香りがしていました。

沈丁花の花。白とピンク色の2種類が咲いていました。

 城山・サクラ・コモン公園をあとにして、このコース最後の目的地に向かいます。

おやま~ると、その向かい側にある光照寺を通り過ぎた先にあるT字路を右に曲がり、次の信号のない交差点で左に曲がります。そして、直進して1分ほどの場所で、イタリアンレストランの隣に位置するのが「千手観音公園」です。

アジサイが映える千手観音公園、そして「みつわ通り」へ。

千手観音公園の入口の様子

千手観音公園には、ブランコや滑り台などの遊具やベンチが設置されています。公園の中にはたくさんのアジサイの木があります。私が昨年10月末ごろに訪れた際にはまだ花が咲いていました!

昨年10月末の千手観音公園内の様子。アジサイが咲いていました

ところで、この公園の名前は「千手観音公園」ですが、公園の中に観音像や関連しそうなものは見当たりません。では、なぜ名前に「千手観音」と付くのでしょうか?  

実は、公園のすぐ向かいには千手観音をまつるお堂があるのです!この場所が、千手観音公園の名前の由来であると思われます。訪れた際に一緒にお参りするのもよいでしょう。

公園の向かい側にある観音堂。

さて、今回のルートの最後は、そんな千手観音公園が面する小さな通り「みつわ通り」。古くから小山駅西口からほど近い場所として、様々な店舗があり賑わいを見せていました。現在も洋服店や飲食店などが並び、道中には梅の木などがみられます。

みつわ通りから小山駅西口を眺めた様子。

みつわ通りを3分ほど直進すると、小山駅西口に到着します。

今回のルートはこれにて終了です。お疲れさまでした!

おわりに

今回は、ニシグチエリアの公園を巡りながら、そこにある植物や印象的なスポットについて紹介しました。公園は芝生や木々など緑に囲まれた場所であり、まさに気分転換にピッタリですね。改修工事中の城山公園のこれからにも期待がかかります。それぞれの公園の特徴や歩く距離、時間などに合わせて、気になった場所をぜひ訪れてみてください!

ニシグチ時間 Part2では、ニシグチエリアの「歴史」に着目したコースを紹介しますのでお楽しみに。

それでは、ニシグチエリアで素敵な時間をお過ごしください!

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