「ニシグチゆるさんぽ vol.01 ちょっと気になる編」が2023年3月5日に開催されました。
「ニシグチゆるさんぽ 」は小山駅西口エリアを歩いてめぐるまちあるきチアー。ちょっと物知りな街のガイドさんと一緒に、普段通り過ぎてしまうお店を巡ります。一般の参加者とともに、青空のもとまち歩き。
日常ではなかなか交わることがない人との出会いに会話もはずみ、発見も多く、楽しく充実したひとときとなりました。
本記事では、「ニシグチゆるさんぽ vol.01 ちょっと気になる編」の当日の様子をお届けします。
Contents
ニシグチゆるさんぽ開催!
ニシグチゆるさんぽの集合場所は、コワーキングスペースSEKEN。7名の参加者は、まち歩きは初めてという人がほとんどです。
SEKENでは、参加者の自己紹介タイムや今日のイベントの趣旨の説明がありました。
チェーン店にはどこに行っても「同じ」という安心感があるけれど、それ以上に、小山市には「人の温かさ」に満ちた、素敵な個人店があります。普段なかなか行けないお店を巡る…という本日のニシグチゆるさんぽ。
▽ガイド役をつとめる小林千恵さん
小林さんは、ここ数年は小山市以外に活動の場を移していましたが、小山市に戻ってきて改めて小山の人の暖かさや良さの気づきがあったそうです。
まち歩きスタート
SEKENでの説明のあとは、まち歩き。向かう目的地は3ヶ所で、それぞれの場所でガイドの小林さんが選んだおもしろい人に話を伺います。
最後には、市役所隣りの御殿広場でお弁当を広げてランチタイムの予定。
暖かな日差しを感じる3月上旬、天気は晴れて、まさにお散歩日和。ニシグチゆるさんぽスタート!
爆破体験ツアー!!「SET UP JAPAN」 代表 佐山さん
コワーキングスペースSEKENを出発し、みつわ通りを歩き、まず向かったのはロブレ1階にあるSET UP JAPANさん。ドン・キホーテの入り口のとなり、ドーナツ屋さん「do my thing amazing Donut」の隣にあります。
▽なんとも目立つ入り口!
扉にも一面爆破した炎が描かれており、とにかく目立ちます。
お話を伺ったのは、「SET UP JAPAN」 代表の佐山さん。
SET UP JAPAN:爆発の迫力、臨場感を現地で体感するツアーを企画している企業。戦隊やドラマ、最近ではYouTuber の撮影などでも使用されている。海外からのお客さんも多く、爆破体験や撮影会のコースプランは毎回予約が埋まってしまうほど大人気。爆破体験や撮影は、栃木市岩船で体験することができる
佐山さんからは、ご自身の経歴や、まちづくりについての考え方、爆破体験のあれこれを教えてもらいました。
爆破を体験するお客さんは、成人式や七五三、結婚式の前撮りや、還暦のお祝いなどそれぞれ。
佐山さん自身がとってもユニークで、話一つ一つが興味深くて引き込まれます。
特に、まちづくりについての考え方は印象深く、共感しました。住んでいる人の暮らしを良くするまちづくり、観光・体験などで人を呼び込むまちづくり。佐山さんの場合は後者です。
栃木県に来てもらうためのなにか…が、「爆破」だったとのこと。今や海外からのお客さんも多いそうですよ。
SET UP JAPANの佐山さんありがとうございました!
駅前のショッピングはロブレで! 店長 堀江さん
続いて向かったのは、小山駅からも直結しているビル「ロブレ(ROBLE)」。3階、催事場のスペースです。
話をしてくださったのは、ロブレ小山店の店長の堀江さん。
来年で30周年を迎えるロブレ。お客さんからは昔のエピソードを教えてもらうことも多く、「思い出とともにあるビル」ということを実感されているそうです。
ロブレの歴史やロブレの説明で、驚いたのはロブレのネーミングの由来。
なんと「ロブレ」スペイン語だそうですよ。
「ロブレ」は、開業当時に一般公募で採用された名前。「小山市の木」に制定されている「シラカシの木」にちなみ、「かしの木」をスペイン語で言ったのが「ロブレ」なのです。
太陽に向かって枝葉が伸びていく「かしの木」のように、皆が集まる温かい場所になるように…という願いも込められています。
▽おさんぽ中の「ふぅにゃ&むむにゃ」にも出会いました
さらに、3階催事場で開催されている物産展へ。
ご当地物産展は、昨年は365日中269日も開催されています。コロナ禍でふるさとに帰れない、旅ができない…。このようなご時世で、ニーズがとても大きかったそうです。
わたしも自分の地元の福島県や夫の実家の九州のお菓子を買いによく利用していました。
▽店長が紹介してくださったお菓子やドリンクを家族のお土産に
予想もしなかったロブレのネーミングの由来や、ご当地物産展の開催の想いに触れ、ロブレがより身近なビルに感じました。
「田中屋」の坂本さん 小山駅前の移り変わりを誰よりも近くで!
最後に訪れたのは、小山駅西口の正面にある不動産屋の「田中屋」さん。坂本さんに案内していただきます。
小山駅西口の駅前のこの地で生まれ育った坂本さん。70年前の駅前の写真と今の写真を見比べるとおもしろい!
70年前の駅前には車は走っておらず、多くの人が歩いていて、走っているのは馬車!
小山市の移り変わりの話ももちろん興味深かったですが、より印象に残っているのは、坂本さんの経験から語っていただいた、人と話すときの大切なポイントや生きていく上で何を大切にすべきか…という人生論のようなこと。
ものすごく心に刺さりました。
身近な存在で頼れる不動産屋「田中屋」さん。心に残る深い話をありがとうございました。
御殿広場でお弁当タイム
3店舗をめぐり、おもしろい話を聞き終えた頃には参加者同士でも会話が弾みます。
祇園城通りを歩き、御殿広場へ。
御殿広場でレジャーシートを広げお弁当タイムです。
お弁当は、すぐ近くにあるお寿司屋「桜寿司」さん。塩こうじのサケ弁当と大豆ハンバーグのお弁当の2種類から選びます。
一品一品が美味しいお弁当。
塩こうじの焼き鮭、卵焼き。お寿司屋さんの卵焼きって美味しいですよね。小林園茶店の温かいさくら緑茶はさくらの香りがふわりと漂い、春の訪れを感じます。
最後に今日の感想をシェアしました。
- 行ったことない場所で初めての人と話し、熱い想いを持って活動していることを知り刺激になった。
- 生まれも育ちも小山市だが、知っているけれども入ったこともない場所に行けたのは、楽しかった。
- 普段、駅前を歩くことがないので、発見が多かった!プライベートでも歩いてみたい
- 世代を超えた交流がよかった、いい時間を過ごせた。
- 小山のためになにかしたいと思った
- 人の暖かさを知り、こころが満たされた
※一部抜粋です
人と人がつながっていく様子を見るのが大好きと話す小林さん。もしかしたら今日もそんな一日になったのかもしれません。案内役をありがとうございました!
ガイド:小林千恵さん (ピクニックマルシェ実行委員会 委員長)
茨城県古河市出身。小山市に移住して約20 年。結婚式場やカフェに勤めた後、小山市の中心市街地にあるまちの駅「思季彩館」の看板娘として、人と人を繋ぐ交流の場を形成する。その後、御殿広場ピクニックマルシェや思川リバーサイドマルシェなど、地域の仲間たちと一緒にさまざまなイベントを企画しています。