「ニシグチスタディ」開催!小山の歴史を学び、城山公園を親子で大冒険した日

ニシグチでたのしくまなぼう!ニシグチをおもしろがろう!

城山公園を舞台に、大人も子どもも体験と体感を通して楽しく学ぶラーニングツアー「ニシグチスタディ 城山公園編」を開催しました。

天気にも恵まれ、桜が咲き始めた城山公園で歴史を学び、公園中をあちこち巡る大冒険。子どもたちの笑顔やワクワクがみられるイベントとなりました。

本記事では、「ニシグチスタディ 城山公園編」の開催の様子をお届けします。

ニシグチスタディとは?舞台は城山公園!

「ニシグチスタディ 城山公園編」は、ニシグチオヤマが企画したプログラム。

親子で探検家となって、公園の隠されたヒミツを見つけ、コーディネーターの案内のもと、城山公園や小山氏の謎に迫るというイベントです。

親子向けのイベントで、当日は7組の親子が集まりました。開催日は2023年3月21日。城山公園の桜は見頃を迎えつつあり、まさに冒険日和です。

  

受付場所は、駐車場の奥側にある「本祇園曲輪くるわ」。

曲輪とは?曲輪は「くるわ」と読み、城の内外を土塁、石垣、堀などで区画した区域のことを言う。かつて祇園城だったここ城山公園には塚田曲輪、中曲輪、上段曲輪などがあり、今もその跡を確認できる。

開始時間までは、木の間に張ったスラックラインなどで遊ぶ子どもたち。綱渡りのようにローブ上でバランスをとりながら一歩ずつ歩きます。

小山の歴史とは?古墳、思川、そして小山氏!

謎解きの冒険の出発の前に、まずはスタディタイム。

イベントの内容やニシグチオヤマの紹介

  

コーディネーターをつとめるのは長峰先生。

長峰氏

小山工業高等専門学校 一般科 准教授。中央アジア史を研究する歴史学者。小山工業高等専門学校にて、歴史の研究を行う他、「小山市の歴史」に関する授業を行う。またアウトドア系の部活の顧問もつとめ、プライベートでは多い時は年30日近くキャンプするほどの生粋のキャンパー。モットーは「楽しむことを学べ!」

心地よい木立の中に設営したタープを囲み、アウトドアのチェアに座って。みなで小山の歴史を学びます。

歴史講座のスライドより
歴史講座の主な内容
  • 城山公園/祗園(ぎおん)城とは?
  • 思川の役割
  • 小山の古代史:古墳がたくさんある
  • 小山の中世史:ずばり、小山氏でしょう(いよいよ祗園城!)
  • 小山の歴史とは?

小山に住んでいても、なかなか見えてこなく、わかりづらい小山の歴史。

ところが、古代・中世の時代から遡ると、驚くほどのたくさんの歴史があることがわかります。

さらには、実際に歴史を感じられるスポットが今でも市内のあちこちに点在しているのにも驚きです。古墳や城、街道など。

ここ城山公園の祇園城跡にも、曲輪、土塁や空堀などの遺構が残されています。

なるほど!歴史がないのではなく、見えづらい小山の歴史。小山市の歴史を学ぶことができました。

いざ謎解きの冒険に出発!城山公園中を巡る

小山の歴史を学ぶ時間はここまで。歴史講座は、子どもたちにはちょっと難しかったかもしれませんが一生懸命に聞いていました。

続いては、お待ちかねの冒険タイム!

巻物のように丸められて紐でとじられた冒険の書と封筒を受け取ります。

紐を解いて冒険の書を開けるときには子どもたちは大興奮!

紙には探検マップとお宝の手がかりがかいてありました。

7つのお宝のキーワードをあつめるのが冒険の目的です。

封筒にはバラバラになった紙が入っています。パズルのように組み立てて…。

  

出てきた言葉は、「なかくるわ」。

最初の目的地は、探検マップに示された「中曲輪(なかくるわ)」です。

中曲輪(なかくるわ)へ向かいお宝の手がかりの書をもとに東屋を探すと、問題を発見しました。

かしの木に由来するこの問題、この前開催した「ニシグチゆるさんぽ」で教えていただいたことですね!

問題に答えて、次のポイントへ向かいます。

続いては、塚田曲輪(つかだくるわ)へ。

伝説の残る木から太陽が沈む方向へまっすぐ20歩ぐらい歩く」というヒントがお宝の手がかりにあります。

そう、伝説の残る木とは大イチョウの木のこと。

大イチョウから西の方へ一歩一歩あるきながら数えて20歩目で発見!

他にもキーワードを集めながらどんどん進んでいきます。

城山公園を出て、市役所の裏側にある小山政光と寒川尼の像まで。

こちらは、手がかりをもとに同じ景色が見える場所を探すというもの。

おお、まさにここだ!発見しました。

工事により道がきれいになっています。

ここからまっすぐ思川まで行けるようになるんですね。すぐ近くにキーワードも発見。

城山公園の一番反対側(天翁院側)にもキーワードがありました。

小さい橋の下をくぐって空堀を森の中を進んで、冒険気分もたっぷりです。

キーワードをみつけて紙に書き込んでいきます。

   

7つのキーワードを集めて、最後には歴史の学者先生へ報告です。

「急いで!」

子どもの足は早く、公園の端から端まで歩き回った(走り回った)ので、最後のほうはへとへとに…。

わたしは撮影係と子どもの付添いを兼ねてましたが、撮影もままならず、息切れしながらついていくのがやっとの状態。

ただし、次から次へ楽しそうに、急いでキーワードを集めていく子どもの興奮が伝わってきて嬉しく感じました。

お宝のキーワードを無事に報告したら、子どもにはご褒美のプレゼントがもらえました。

さいごに 歴史を学び、城山公園を探検して

最後に、参加者の声の一部をご紹介します。

参加者の声
  • 家族で楽しめました!とても面白かったです!また企画して欲しいです!
  • 小山市の歴史への関心がとても深まりました。
  • 歴史を知る事ができて、とても楽しかったです。
  • とてもいい勉強になりました。また参加したいです。小山を盛り上げていきましょう。
  • 子どもたちに自分の住んでいる町を知って欲しいと思い参加しました。子どもたちもとても楽しかったようです。城山公園、また行きたいと思います!

「歴史を学び、親子で謎解きの冒険をする!」アクティブラーニングはなかなか身近にはない企画で、わたしも一参加者として楽しい時間を過ごしました。

歴史を知れば知るほど、見えてくる世界が変わり面白いです。

「なにもない…?」から「意外といろいろある!」へ認識が変わった小山の歴史。

城山公園をこんなに歩き回ったのは初めてかもしれません。土塁や空堀、曲輪(くるわ)…を巡り子どもたちにとっては大冒険だったでしょう。

現在は再整備に向けて工事中の城山公園。これからより魅力的な場所になっていくのも楽しみですね。

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