小山市の街なかを流れる思川で、親子いっしょにSUPなどを体験し、夏休みの思い出づくりにもぴったりのイベントが開催されました。
「思川ウォーターパークデイ」。
コロナ禍で外出もしづらい夏休みですが、この日は多くの家族連れの笑顔が見られました。参加者からは「楽しかった!」「またやってみたい!」「川に飛び込んで気持ちが良かった!」という多くの声が聞こえてきましたよ。
本記事では、思川ウォーターパークデイの開催の様子をご紹介します。
思川ウォーターパークデイとは?
「Omoigawa Water Park Day 2021 」は、小山市の街なかを流れる思川をよく知って学んで楽しもうという社会実験です。観晃橋の近くの思川で行われました。
内容は、SUPヨガやメガSUP、水難訓練などの体験。
SUPとは?「Stand Up Paddle surfing」の略称。ハワイ発祥のウォータースポーツです。その名の通りボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進んでいく今注目のアウトドアアクティビティ。浮力が高く安定感のあるボードを使用するため、すぐに立てるのが特徴です。サーフィンとは異なり、初心者でも簡単に始めることができるのも魅力のひとつです。
Omoigawa Water Park Day 2021 :https://walkworks.co.jp/OWPD2021 より
思川ウォーターパークデイは、小山市内在住の児童とその家族を対象に完全予約制で実施されました。
小山市街を流れる思川では、毎年8月に「おやま思川アユ祭り」が開催されます。
▽おやま思川アユ祭りの様子
アユ祭りではアユのつかみ取りなどが開催され、毎年多くの家族連れで賑わう夏の一大イベント。
しかし、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止されました。
今年は開催を予定していましたが、感染症防止対策でやはり中止が決定。
その代わりに、子どもの思い出づくりや河川学習の場の提供として「思川ウォーターパークデイ」が社会実験として開催にいたりました。
思川ウォーターパークデイの様子
思川ウォーターパークデイは2021年8月7日〜9日の3日間の開催予定でしたが、開催できたのは2日間。(8月8日は台風の影響で河川が増水し、中止となりました)
2日間で約70人ほどの親子連れがSUPヨガやメガSUPなどを体験しました。
思川ウォーターパークデイの企画運営を担当したのは、栃木市でまちづくり事業などに取り組む合同会社「ワクワークス」。ワクワークスは、月に1回開催されるオモヨガも実施しています。
台風の影響もあり、強風であおられたり突然の雨にも見舞われましたが、雨にも風にも負けず、体験を終えた参加者からは笑顔が見られました。
▽SUP体験の様子
初めてSUPを体験される参加者も多く、SUPの乗り方やパドルの漕ぎ方、持ち方の説明を受けているときは親子ともに真剣な眼差しです。
立ち方や、落ちそうになったときの姿勢、落ちたときの対応なども一通り説明を受けてから体験スタートです。
パドルを漕いでぐんぐんと進んでいきます。
1回の体験は20分〜30分ほど。全員戻ってきて体験は終了しました。1回の体験の参加者は人数も多くなく、代わりにスタッフさんの人数は多くて、手厚い対応で安心して見守っていました。
続いてはメガSUP体験の様子を紹介します。
メガSUPの大きさは、通常のSUPと比べても一目瞭然。最大7人乗りでとても大きいです。
パドルの漕ぎ方の練習中。
親子でメガSUPに乗り込みます。これだけ大きいとSUPというより、まるでいかだのよう。
さぁ、思川をめぐる冒険に出発!深さがあるところまでメガSUPを進めます。
眺めていたら、順番に川にザブーンと豪快に飛び込んでいきました。気持ちよさそう!
昔と違って、今は川に飛び込む体験も少なくなってたように感じます。家の近くの身近な川で味わえる非日常。
気がつくと全員が川に飛び込んでいました。何度も繰り返し川に飛び込む子どもたち。
冒険を終えて戻ってきました。全身濡れています。
思川の流れはゆったりとしていて、水もきれいで。川の流れをゆったりと眺めていたら魚が泳ぐ様子も見えました。
参加したご家族に体験の感想をうかがいました。
川に落ちたくなかったから最初はドキドキしたけれども、慣れたら平気だった!またやってみたい。
川に飛び込んで気持ちが良かった!思川で川遊びができるなんて知らなかった!
思川が思っていたよりきれいな川だと気づきました。子どもとの夏休みのいい思い出になりました!
さいごに 思川との距離が近くなるきっかけに
社会実験として開催した思川ウォーターパークデイ。参加されたご家族は、夏休みのいい思い出になったでしょう。
新幹線も停車する小山駅から10分ちょっと歩けば、思川の河原まで行くことができます。
思川にかかる観晃橋の手前には再整備が進められている城山公園があり、思川はその隣りをゆったりと流れています。
街なかを流れ、身近な川である思川は楽しみ方や遊び方を知れば、非日常の体験はすぐ目の前にあるのですね!
今回の社会実験を通してより多くの人に思川の魅力が伝わったかと思います。
「思川ウォーターパークデイ」は、身近な自然の魅力を再発見し、川に親しみ、そして、思川との距離がちょっとだけ近くなるきっかけとなったイベントに違いありません。
SUPを体験したいとずっと思っていました。
いざやろうとすると、時間や体験内容も本格的なものが多く、遠くまで足を運ぶ必要があったので、今までは機会がありませんでした。今回は、身近な川で気軽に体験できてよかったです。次は本格的なものにも挑戦したい!