【ニシグチノイエ】小山駅西口エリアの空き家が民泊施設として生まれ変わりました

小山駅西口エリアに民泊施設が4月にオープンしました(一般の予約は2022年7月~)。民泊施設の名前はニシグチノイエ。小山駅西口から徒歩7分程にある銭湯「幸の湯」の向かい側にあります。

小山駅西口周辺には昔ながらの建物がいくつも残っていますが、空き家となり使われていない建物もぽつぽつとあります。これからご紹介するニシグチノイエも空き家だった建物のひとつ。数年間誰も住んでいない民家でしたが、リノベーションによって宿泊施設へと生まれ変わりました。

ニシグチエリアにオープンした民泊施設はどのような様子なのか。そして、生まれ変わるまでの様子はどうだったのか。気になるニシグチノイエについてお届けします。

まるっと貸切! 8名まで宿泊できるニシグチノイエ

小山駅西口徒歩7分ほど、小山市唯一の銭湯「幸の湯」の向かい側にニシグチノイエはあります。2階建ての建物には最大8名まで宿泊可能で、建物をまるっと貸切りで使用できます(宿泊の際は予約が必要です)。

1階は2部屋、2階には3部屋くつろげるスペースがあり、8名で宿泊しても広々と使うことができます。

キッチンと冷蔵庫があるので料理をみんなで楽しむことができますし、洗濯機も設置されているので長期滞在の際も助かります。

キッチンの様子
電子レンジやケトルも設置されている

浴槽はない(シャワールームはあります)のですが、建物の目の前には「幸の湯」があるので、昔ながらの番台スタイルが残る銭湯を楽しむことができます(宿泊者には銭湯の割引券もあるんだとか)。

シャワールームの様子
幸の湯に行こう!

また、幸の湯の隣にはコインランドリーもあるので何人かで宿泊した場合でも、順番を待たずに洗濯することができ、汗をかきやすい夏場も安心して滞在できます。

「人数が多いと旅行先の宿を探すのが手間だし費用もかかる」、「せっかくだから集まって泊まりたいな」などの、友人や仲間と泊まるときにお勧めな場所となっています。

ニシグチで活動する人たちと一緒に何かできたらいいな

数年間空き家となっていた建物は、どのような経緯で民泊施設になったのでしょうか。
ニシグチノイエを運営する村山夫婦に話を伺いました。

村山夫婦

村山夫婦はニシグチノイエの他にも2軒、農村地域にある空き家をリノベーションして民泊施設にしてきました。これまでと同様、空き家を活用した施設ではありますが、ニシグチノイエは中心市街地(小山駅西口周辺)にあります。この場所で民泊を始めた理由について聞いてみました。

「2軒目の民泊施設の準備が終わった後、どのエリアで空き家を探そうか考えたときに何か所か候補地がありました。その中でも気になっていたのが小山駅西口周辺です。マルシェが開催されたり、空き家を活用したお店ができたりと色々な動きを見ていて、盛り上がっているなぁ、一緒に何かできたらいいな、仲間に入れたらいいな、と思ったのがきっかけでした」

マルシェの様子

その後、空き家を探すために小山駅西口周辺を歩き、農村だけでなく市街地にも活用されていない建物があることを実感したと話す村山さん。その後、数年間手付かずの状態だった空き家を知人から紹介してもらい、現在の場所で民泊施設の準備を始めたといいます。

では、どのような様子で空き家のリノベーションは進められたのでしょうか。
ニシグチノイエができるまでの様子を見ていきたいと思います。

リノベーションにより生まれ変わった空き家と周りからの暖かい反応

住む人がいなくなり数年経過した建物は、そのまま利用することが難しく、所々手がくわえられました。水回りや一部の工事は専門業者に依頼したそうですが、それ以外は地域で暮らす人たちと一緒に、自分たちの手でリノベーションしたといいます。

「1件目の民泊施設からリノベーションに参加してくれた白鴎大学の学生や民泊施設の宿泊者、SNSを見て手伝いにきてくれた人たちなど、世代の近い20代~30代を中心に色々な方々がリノベーションに参加してくれました」

リノベーションの様子1
リノベーションの様子2
リノベーションの様子3
リノベーションの様子4

作業中の写真を見せていただきましたが、1軒家をリノベーションするには多くの労力と時間がかけられていることが伺えます。

また、空き家を活用することについて、地域の人たちからの暖かい反応もあったといいます。

「瓦が落ちてくるかもとか、誰か知らない人が住み着くかもとか、景観を損なうとか、空き家の近隣で住む方々は色々なことを心配されていました。地域をより良くしたい想いで取り組んでいることを応援していただけることや、建物が朽ち果てないように管理していくことに対して感謝されることもありました」

リノベーション前の外観

まだオープンして間もないですが、近隣住民の方々からは「よくやってくれた」といった声もあるそうです。老朽化していて活用の難しい空き家もありますが、民泊施設やコワーキングスペース、シェアサロンなど、空き家は様々な用途で活用できる可能性を秘めているなと感じました。

西口周辺にぽつぽつとある空き家も、これから少しずつ活用されていくかもしれませんね。

「ノイエ」に込められた地域との接点

民泊施設の名前となっている「ノイエ」には、次のような意味が込められているそうです。

地域の暮らしを旅する「地域接点」となる家。

古民家noie梢乃雪

ニシグチノイエも同じように、宿泊に訪れた人たちが、この地域ならではのお店を歩いて楽しみ、小山を知るきっかけになるような宿泊施設を目指しているといいます。

「夕方くらいに到着した後、みんなで幸の湯さんに行って、近くの飲食店でご飯を食べて、中野屋さんでお酒を買って過ごす。朝はCafe Fujinumaで珈琲を買って、コワーキングスペースSEKENでちょっと作業をして…といったように宿泊をきっかけに地域のお店を回ってもらえたらいいな」

幸の湯
Cafe Fujinuma
コワーキングスペースSEKEN

大学生や、20代の社会人が東京から小旅行で訪れ、都会に住んでいる人が地域を楽しんでもらうことを想定していると話す村山夫婦。地域をを楽しんでもらうために少しずつ行動していこうと考えているそうです。

西口周辺での過ごし方や、お勧めのお店など、宿泊者にあわせて紹介できたら訪れた人も散策しやすいですよね。ニシグチノイエでは地域のお店を紹介していますし、ニシグチオヤマからもそのような情報を発信していきたいと思いました。

最後にニシグチノイエの予約サイトや基本情報を掲載します。
小山駅西口周辺で宿泊を考えてる方々がいましたらぜひご利用ください。

ニシグチノイエの基本情報

ニシグチノイエの基本情報は以下の通りです。

ニシグチノイエの基本情報
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