小山駅西口から歩いて10分。城山公園(祗園城)は、観晃橋がかかる思川の手前の丘陵にあります。
城山公園は現在、再整備に向けて工事が進められています。史跡公園として歴史がある城山公園は今後どのように移り変わっていくのでしょうか?
本記事では、城山公園の再整備の背景やこれからの未来について紹介します。
城山公園の過去と現状 再整備の背景とは?
城山公園は小山駅西口から歩いて10分のところにあります。
城山公園は、思川を臨む高台にあり、かつて中世小山氏の居城がありました。
城山公園は、春は市の花である思川桜や、ソメイヨシノが咲き誇りお花見を楽しめ、秋には見事な紅葉も見られます。伝説があるイチョウも紅葉の季節はなんとも美しく見事!
その一方、木々が高くうっそうと生い茂り、全体的に薄暗い雰囲気があることも否めめません。近隣の小学校では、「子どもだけで城山公園に行ってはいけません」という指導もあるとか。
施設の老朽化や、桜の古木化に伴って来園者が減少していることに加えて、近隣住民の方々からは樹木の大木化や古木化により倒木を心配する声も寄せられています。
500年前から続く歴史と文化、思川をのぞむ絶好のロケーションという素晴らしい公園が、存分に活用されていないのはもったいないですよね。
そこで、現在進められているのが城山公園再整備の計画です。
城山公園再整備の計画とは?訪れたくなるような魅力ある公園へ!
それでは、城山公園の再整備の計画の内容をちょっとのぞいてみましょう。
城山公園では、新たな「憩い・集い」の拠点として再整備し、まちの活性化や賑わい創出の拠点となるような計画が進められています。
再整備のコンセプトは、「国史跡としての歴史資源を保全・活用すると共に、桜を中心に花々が楽しめる快適で魅力ある空間と思川の親水空間・景観を連携させた再整備を行う。」ということ。
なるほど!祇園城の風格や凛とした雰囲気が感じられる歴史や文化は残しつつ、桜などの四季折々の美しさや、思川をのぞむ景観をいかした快適に過ごせる公園になるんですね。
城山公園はこのように変わります▽
・史跡公園として風格あるエントランスとするため、既存の石垣を彩る植栽と趣のある園路を整備する。
城山(祇園城)公園再整備基本設計概要版より引用 (https://www.city.oyama.tochigi.jp/site/shiroyamapark/234343.html)
・保護盛土を施した土塁の法尻を、四季折々に楽しめる草花で彩り、散策しながら歴史を感じられる園路を整備する。
・花見の季節をはじめ、様々なイベントや市民の憩いの場として利用できる多目的な芝生広場を設ける。
・思川を望む園地西側には、転落防止柵を設置したテラスを設け、高台ならではの悠然な景色を楽しみながら休憩できる場とする。
約3年かけて工事が進められて、令和5年(2023年)にリニューアル予定です。
子ども連れのファミリー、カップルやもちろん年配の方、そして、小山市民だけではなく、小山市外の近隣エリア・首都圏からもわざわざ訪れたくなるような魅力的な公園へ。計画を眺めるだけでわくわくします。
小山市役所の都市計画課の担当職員さんは、これからは「デートは史跡(城山公園)を当たり前に!」とおっしゃていました。魅力的なスポットに生まれ変わっていくという未来が見えてきまます。
デートスポットとしてもふらりと訪れたくなる公園、素敵ですね!
これからより魅力的なスポットに生まれ変わっていく城山公園。
詳しい情報が分かり次第、当サイトでも随時、お知らせしていく予定です。続きをお楽しみに!
▽明るく開放的な空間となった城山公園の紹介
▽城山公園の歴史を知りたいときはこちら
コメントを残す