10月17日(日)は西口まつり!複数イベントが同時開催・マルシェやお菓子ラリーなど子どもから大人まで楽しめる!

【清水とみ子さん】住みよいまちを目指して。積極的に関わり続ける「根っこの会」

「住みよいまちにするにはどうしたらいいのだろうか…」。

小山駅西口エリアで生活を営み、自分たちが暮らすまちを真剣に見つめてきた人たちがいます。その方々は、女性メンバーで構成される「根っこの会」を2003年に立ち上げ、地域で活動を続けてきました。

根っこの会の代表である清水とみ子さんをはじめ、活動されている方々は、設立から約18年経った今でも「この地域で暮らす人や子どもたちに何を残せるだろうか」と考え、歩みを止めていません。

根っこの会は、これまでどのような活動をしてきたのでしょうか。また、小山駅西口エリアではどんな動きや変化があったのでしょうか。まちなみが変わっていく様子をリアルに感じてきた、清水さん視点のニシグチオヤマをお届けしたいと思います。

積極的にまちに関わろうと立ち上げた根っこの会

根っこの会を立ち上げたきっかけは、商店街の会議だったと清水さんは言います。

当時、会議の出席者は男性が多く、商店街に関係する様々なことが彼らによって決められていったそうです。

会議で決まったことが一緒に働いている奥さんに共有されないこともあり、「男性の目線だけで決めていくのはどうなのかな」と思うことも。そのような疑問から「女性である自分たちから積極的にまちに関わっていこう!」と考えるようになり、2003年に根っこの会が立ち上げられることに。

立ち上げ当初のことを振り返り、清水さんは次のように話してくれました。

これまでのことを振り返る「ねっこの会」の代表、清水とみ子さん

「講師を招いて研修会を開催したり、まちづくりが活発な地域へ視察に行ったりと、まずは情報を集めることから始めました。住みよいまちにするにはどうしたらいいのだろうか…と考えを巡らせていましたね。立ち上げから1年程経つと、まちづくり研修会の開催やチャリティイベントを実施するなど、アイディアを具体化する活動も始めました」

その後も根っこの会は、上町会館でチャリティイベントやバザー、なつかしの映画を上映するなどの活動を実施。清水さんの「まちなかが賑わうために何かできたらいいな」との想いに共感した、地域で商売を営む方々も一緒に参加し、賑わいをつくってきたそうです。

小山駅西口エリアのこれまでを垣間見る

話は少し遡り、根っこの会が立ち上げられる前の話へ。

2000年には、「御殿町商店会」「本町商店会」「駅前商店街」「上町商店街」の4つの商店街によって、西口まつりが開催されました。4つの商店街が合同でイベントを行うことは初めてで、多くの人が足を運び、にぎわいが生まれたとのこと。

翌年以降も毎年開催された西口まつりは、惜しまれつつも2014年に一旦幕を下ろすことに。
ちょうどその頃、西口エリアではOWGP(Oyama West Gate Party)が立ち上がり、祇園城通りでハロウィンやカレーのイベントなどが開催されることになります。

その後も西口エリアを盛り上げたいと考える人たちの勢いは止まらず。
OWGPや根っこの会、御殿町商店会、小山駅西口青年部活性化委員会、小山駅西口商業振興会、市民活動センターなど、西口エリアで活動していた人たちが集まり、西口まつりが復活することになりました。

西口まつりは毎年10月に開催。開催が決まり次第ニシグチオヤマでも情報を発信します!

写真と地図から西口エリアを旅する

さて、話は戻り、根っこの会では西口エリアの写真や地図を集めています。

その理由を尋ねてみると、「ここ20年程を見ただけでも様々な活動があり、まちの様子もどんどん変わっています。この先も変わっていくだろうと思い、これまでの西口エリアの写真や地図を集めることにしました。写真だとすぐに当時の様子を見られますからね」とのこと。

どうしても集めた地図や写真を見たくて、後日見せていただくことに。

昭和初期の頃の地図を眺める様子

年代別に並べられて地図をみていくと、当時はラムネ屋があったんだな、芋屋があったんだなと、今ではあまり聞かないようなお店がいくつもありました。また、仮装行列や商店街が賑わっている様子の写真を見せていただいた他、商店街ではスイカの早食い大会、激辛ラーメン早食い大会などのイベントが開催されていたことも聞きました。

石崎穀屋(現:石崎菓子舗)前
まちなかを歩く仮装行列
看板には三夜通り商店会の文字が書かれている
大人の良い笑顔が印象的だ
小山市産業祭の文字が書かれている
お祭りが開催されて賑わっていた「みつわ通り」の様子

地図や写真をみていると、幸の湯の話に。
幸の湯は、1961年に創業された市内で唯一の銭湯。
当時は、農家の人が田植えを終えた後、小山駅から歩いて幸の湯へ骨休めに訪れたとのこと。
ヘルスセンターのはしりとして知られ、2階の宴会場で一日遊べたそうです。
(幸の湯さんからも当時の話を聞いてみたい!)

小山市内で唯一の銭湯「幸の湯」

そんな当時の話を聞きながら過ごしていると、あっという間に2時間ほど経過していました。

まちなかで建物が建てられたり、取り壊されたり。お店が変わったり、出入りする人が変わったり。
日々、少しずつ変わっていく風景を写真や地図から思い起こす。
そこに当時の思い出や物語が追加されることで、時代をまたぎ、ちょっとした旅行をしているような気分になりました。

地域で暮らす人、次世代へとバトンをつなぐ

草木の根っこのように、日常の暮らしや活動している人たちを支えよう。
そして、子どもたちが自分たちの暮らすまちを、ふるさと思えるまちにしよう。
人と人がつながり、自分の子どもや孫、地域が育ち、50年、100年とまちが続いていけるようにしたい。
そのような想いが「根っこの会」の名前の由来となっています。

「若い人たちが動きやすいように、自分たちはこれから活動する人たちを応援していきたい」と、清水さんは話します。
集めた写真や地図もぜひ活用してほしいとのこと。

「年代別の地図をみながら、まちの様子がどのように変わったのか見ていこうと思っていました。どういうお店が残っているとか、なくなってしまったとか。あの時はこうだった、ああだったと地図を見ながら当時を振り返ることもできます。集めてきた地図や写真をどう活かすのか、何をテーマに見ていくのか、次の世代の人が考えていけるように情報を引き継いでいきたいと思います」

また、最近では、「ピクニックマルシェ」で毛糸編みや、「思季彩館」の前で味噌づくり体験など、昔は身近だった出来事を参加者に伝えています。

味噌作り体験の様子

「味噌は、豆、糀(こうじ)、塩を材料として作ることができます。私の家は農家だったので豆は実家で、糀と煮豆をつぶす機械は糀屋で用意し、近所の方々と共同作業で味噌を作っていました。買うだけではなく、作ることもできる。そのことを、この地域で暮らす子どもたちに伝えていくことが、伝統をつなげることになるのかな。幼いときに見てきたこと、やってきたことは思い出に残るんですよね。子どもたちの将来に少しでもつながっていけばと思います」

作った味噌は、お味噌汁や味噌おにぎりにして参加者と食べるそうです。
「コロナ禍が明けたらまたできる」と話す清水さんの言葉を聞いて、マスクを外して味噌づくりを楽しむ参加者の様子を思い浮かべました。

写真や地図を一緒に見たメンバーの集合写真

今回の話を聞いて、記録を残すことの大切さを身にしみて感じました。
これまでどんな動きがあったのか、これからどんな人たちが活動しようとしているのか。
少しずつではありますが、皆さんからお話を聞いていきたいと思います。

昔のことも。今のことも。
小山駅西口エリアの情報を発信して、足跡を残していきたいと思いますので、
今後ともよろしくお願いします!

▼清水さんは「おやまのこや」にも関わっています!

清水さんがいるお店「アトリエ ゆうじん」

皮革工芸材料専門店「アトリエ ゆうじん」。
1977年創業。皮革の材料から製品販売、修理などを行う。
教室もやってます!

アトリエ ゆうじん
  • 営業時間:10:00〜17:00
  • 休業日:日曜、月曜、祝日
  • 住所:栃木県小山市城山町3-16-5
  • アクセス:小山駅西口から徒歩7分
  • 電話番号:0285-22-4074
  • 駐車場:3台

▽MAP 小山駅西口からのルート

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